最上川舟運を通じて日本各地と経済的・文化的交流を行ってきた長井市。本事業では、長井を訪れた現代美術作家が長井の特色ある歴史や風土、そして文化を新たな視点から見つめ、市民との関わりを通じて再び文化交流の機会を創出することを目指しています。
2024年の招聘作家・安藤隆一郎は、春から夏にかけて3期間にわたり長井に滞在し、地域を調査しました。今回は特に金井神地区で作られていた箒に着目し、市民と交流しながら制作した作品を中心に展示します。
本展で示される身体と道具と芸術との関わりから、私たちの暮らしを見つめなおすとともに、長井の風土や文化の魅力や価値を再考します。
□ 2024/10.25(Fri)ー12.8(Sun) ※休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、10月31日
□ 10:00ー17:00(入館は16:30まで)
□ 文教の杜ながい 旧丸大扇屋
□ 入館料 :無料
□ 主催 :一般財団法人文教の杜ながい
□ 共催 :文教の杜友の会
□ 特別協力:手塚建材、アメフラシ、大村航太郎、我妻潤之介
長井、京都の河川敷や街中で採取した身近な植物を使い、束ねる、広げる、括るなどの簡単な技法で箒を作ります。暮らしの場面を思い浮かべながら植物の特性を生かした道具を作ってみましょう。
◻︎日時:12月7日(土)13:00〜15:30
◻︎講師:身体0ベース運用法(安藤隆一郎)
◻︎要予約/定員:8名
◻︎料金:1,000円(友の会会員は500円)
◻︎会場:小桜館ホール
長井での滞在制作を経て見えた地方都市での芸術実践の可能性について、近年長井で滞在制作を行った2作家が語ります。
◻︎日時:12月8日(日)14:00〜15:30
◻︎ゲスト:身体0ベース運用法(安藤隆一郎)×佐々瞬(現代美術作家)
◻︎予約不要
◻︎料金:無料
◻︎会場:旧丸大扇屋 母屋
佐々瞬
1986年宮城県生まれ。2009年東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。現在、仙台を拠点に活動。「過去/未来」の出来事や記憶を、常に更新され続け得るものとして扱い、「今」をあらゆる可能性へと切り拓く試みを一貫しておこなう。2022年に文教の杜で展覧会「未来、もしくは架空の長井のこと」を開催し、大きな反響を呼んだ。