2024年、文教の杜ながいでは多くの展覧会やイベントが開催され、地域の歴史や文化、芸術の魅力を発信してきました。「文教の杜アーカイブス 2024年も色々やった!」展では、その1年の軌跡をポスターやバナーなど広報素材を通して一挙にご紹介します。
□ 2024/12.13(Fri)ー28(Sat) ※休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
□ 10:00ー17:00(入館は16:30まで)
□ 文教の杜ながい 旧丸大扇屋
□ 入館料 :無料
□ 共催 :文教の杜友の会
郷土が生んだ南画の大家・菅原白龍の次女・玉龍の作品を展示。新たに寄贈された屏風や扁額、市内所有者から借用した作品を紹介しました。父の技法を受け継ぎつつ、カンカン帽をかぶった近代的な人物像など、玉龍独自の表現が見いだされました。今後は南画に関するさらなる研究と解説の充実を目指します。
《長井ゆかりの表現者 菅原玉龍展》
・会期:2024年4月2日(木)~5月26日(日)
・会場:旧丸大扇屋
・主催:文教の杜ながい
郷土の木版画家・菊地隆知と現代の銅版画家・大森弘之による二人展。
版画表現の幅広い魅力や可能性を探る展示で、菊地作品の豊かな表現を改めて感じる機会となりました。
会場では、大森氏のインタビュー動画の上映や、初の試みとして展覧会図録の制作・販売も行い、多くの来場者に版画の奥深さを届けました。
《時代を超えた芸術交流「Monochrome Dialogue 菊地隆知+大森弘之」
・会期:2024年9月6日(金)~10月20日(日)
・会場:旧丸大扇屋
・主催:文教の杜ながい
身体0ベース運用法(安藤隆一郎)によるAIR(アーティスト・イン・レジデンス)成果展。
春から夏にかけて長井を取材し、地域の象徴でもある「金井神箒」に着想を得た新作を展示しました。身体・道具・芸術のつながりから、長井の風土や文化の魅力を再考する展覧会で、会場では旧丸大扇屋の空間を活かした独自の展示構成が話題を集めました。
《現代作家が見た長井「山のホームセンター金井神箒編 — 箒から考える丸い身体」》
・会期:2024年10月25日(金)~12月8日(日)
・会場:旧丸大扇屋
・主催:文教の杜ながい
市制施行70周年を記念し、郷土美術を代表する6人の作家を紹介する展覧会を開催。近年収蔵された作品を中心に、長井の美術を俯瞰する初めての試みとなりました。
会期中には解説ツアーも実施し、来場者との交流の場を設けることで、作家たちの魅力をより深く感じられる機会となりました。
《長井市制施行70周年記念事業「長井の美術 — 郷土が生んだ6作家」》
・会期:2024年10月11日(金)~10月20日(日)
・会場:小桜館
・主催:文教の杜ながい
今回の振り返り展を通して、これまでの展覧会の雰囲気をもう一度感じていただくとともに、これからの文教の杜ながいの活動にもご期待いただければ幸いです。