企画展「稲藁と暮らす 勧進代地区の稲藁文化」
文教の杜ながいでは、令和2年度置賜文化フォーラム地域文化振興支援の助成を受け「稲藁文化を継承するプロジェクト」を実施いたします。この度は、その構成事業である展覧会「稲藁と暮らす~勧進代地区の稲藁文化~」を開催し、農村の暮らしを形成してきた稲藁文化について、長井市勧進代地区の実例と継承への取り組みをご紹介いたします。
稲藁は生活のあらゆる場面で活用され、中でも草鞋は地区で催される黒獅子まつりには欠かせない履物として、今でも重要な役割を果たしています。しかし昨今の稲作の機械化や担い手不足に伴い、材料となる稲藁が育成されず、地域に根付いていた稲藁文化の消失が懸念されています。そうした現状を受け、文教の杜ではここ数年にわたり勧進代地区の協力の下で草鞋づくりのワークショップを開催し、稲作から草鞋づくりまでを包括的に取り扱ってきました。
本展では、長年にわたり勧進代で農業を営み藁細工の制作に勤しんでこられた田畝弘さんの作品や道具を中心に、アートコレクティブ・アメフラシが制作した記録映像や、文教の杜がまとめた冊子をパネル化したものを展示し、勧進代地区の稲藁文化とその状況や課題、継承への取り組みを紹介。地域文化の現状と未来を考えます。
期間|2020年11月10日(火)~12 月27日(日)
休館日|月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
会場|丸大扇屋内蔵・新蔵
時間|10:00~17:00(入場は16:30まで)
料金|無料
主催|一般財団法人 文教の杜ながい
助成|令和2年度置賜文化フォーラム地域文化振興支援事業
●関連企画
※トークショー・ワークショップは終了しました。
稲藁文化を継承するプロジェクト記録冊子です。