去る12月11日、長井市新庁舎・駅舎に長沼孝三によるセメント像「若い二人」が設置されました。長年にわたり長野県の諏訪市美術館に貸し出されていましたが、新庁舎の竣工記念としてご遺族より長井市に寄贈されました。
作家特有の大胆に単純化された造形で、二人の人物の仕草から様々な思いが読み取れるような力強い作品です。セメントの冷たさではなくテラコッタのような温かみのある色彩と風合いで、鑑賞者と目線が合うような高さに設置されており、親しみのある佇まいになっています。
今後末永く長井市民に愛されることを祈念いたします。